テレビや書籍、ネットニュース等で知られるようになった「HSP」。
人間関係や仕事で苦労することがあり、自分もHSPという気質の持ち主なんだなと知りました。
こんなことないですか?
- 職場で機嫌が悪い人がいるだけで緊張する。
- 相手のことを思うと仕事を断れない。
- 疲れやすく、ストレスが溜まりやすい。
- 細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる。
“あるある”と思うことがあれば、あなたもHSPの気質があるかもしれません。
HSPは生まれ持った気質なので病気ではありません。
ただ、正しく理解しておかないと仕事や人間関係で苦労してしまう傾向があります。
今回はHSP(繊細さん)向けの現実的な適職の選び方について自身の体験も含めて解説します。
- 仕事がつまらない
- 自分の強みを活かせない
- 働く環境が合わない
HSP(繊細さん)の特性 5選

HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
❶深く考える
その場にいる人や空気を深く読み取る能力に長けています。
ただし、読み取りすぎるあまり必要以上に疲れてしまう原因にもなります。
❷過剰に刺激を受けやすい
外部からの刺激に敏感なため、人混みや物音、光、におい、身に付けるものなど五感で受ける刺激に対して過度に反応する傾向があります。
❸共感しやすい
職場の同僚や上司、自分の周りにいる人の感情を読み取り、たとえ自分が思っていなくても他人に合わせることが多いです。
❹疲れやすい
自分を取り巻く環境からの刺激に敏感であるため、疲れやすいのも特徴的。
いつも周りに気を遣っているため、楽しいことでも疲れてしまう傾向があります。
❺自己否定が強い
対人関係においてあまり人を責めることをしません。
良心的で優しく、相手のことを優先する傾向があります。
その反面、自分のことは些細なことでも「自分が悪いのではないのか」「あの時はこうすべきだった」と責めて悪い方向に考えてしまいがちです。
HSP 繊細さ・敏感さとの向き合い方
HSPの特性だけ見ると「なんだか生きづらそう」と感じる方もいるかもしれません。
生まれ持ったHSPという気質とどのように向き合えば生きやすく・働きやすくなるのでしょうか。
こちらはマズローの欲求5段階説。

HSP 生きづらい・働きづらいと感じる理由
HSPという気質を持った人が生きづらい・働きづらいと感じる理由は2つあります。
- 誰とでも仲良くしたい(社会的欲求)
- 誰からも好かれたい(承認欲求)
この2つが満たされないことが原因とされています。
- 「職場の同僚や上司と敵対関係になりたくない」
- 「人を嫌ってはいけない」
- 「仕事の成果を認められたい」
- 「自分を褒めて欲しい」など…。
思い当たることはありませんか?
HSP 生きづらさ・働きづらさを克服するためには?
生きづらさ・働きづらさを克服するためには、「誰とでも仲良くしたい」・「誰からも好かれたい」という欲は一旦忘れて、「自己実現欲求を満たすように行動」しましょう。
たとえば「自分の可能性を高めたい」「自分の力を発揮したい」「創造的なことがしたい」というように、自分がやりたいと思うことを目指す!ということです。
- 繊細さ・敏感さは生まれながらにして持つ自分の特性だと割り切る
血液型をA型からB型に変えられないのと同じ。
- 承認欲求や社会的欲求は半ば捨てる
八方美人的なふるまいは一旦卒業する。
- 自己実現欲求を満たすように行動する
この先に承認欲求・社会的欲求を満たす結果もついてくる。

HSP どのような仕事が向いている?

一人ひとり、やりたいことも得意なことも違うので「HSP(繊細さん)に合う職業はこれ!」という絶対的な答えは残念ながらありません。
一般的にHSPの方が多い職業・向かない職業といわれるのは以下のとおりです。
HSPの方が多い職業
- 教師
- 介護士
- 花屋
- トリマー
- 運転手
- データ入力
- SE(システムエンジニア)
- WEBデザイナー
- カメラマン
- 編集
- イラストレーター など
人をケアすること、動物や自然に関わること、正確さが必要とされること、技術職、クリエイティブなことに向いていて、力を発揮できる傾向があります。
HSPの方が向かない職業
- 政治家
- 営業職 など
人付き合いで成果を出したり、出世したりするような仕事は向いていません。
【体験談】HSP 現実的な適職の選び方とは?
適応障害・抑うつ状態でサラリーマンを休職した私が、どのように仕事を選んだか解説します。
①自分を知ろう

まずは自分の長所・短所・向いている仕事・やりたい仕事を知るところから始めます。
とはいえ、自分のことって考えてみるとわからなくなるんです。
私のように病んでいる状態で自分のこと・将来のことを考え出すとマイナスなことしか出てこなくなります…。
そこでオススメなのは「適職診断」。
診断を受けると自分に向いている職業の目安や仕事に求めているものを客観的に知ることができます。
ネットで調べると無料のものから有料のものまでたくさんありますのでぜひお試しを。
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無料でここまで診断できるのは驚きました。
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②想い×強み×環境で選ぼう

- 想い=自分がやりたい、いいなと思えること
- 強み=自分が得意なこと
- 環境=職場環境や労働条件
この3つを軸に考えましょう。
私は適職診断の結果と経験してきたことをもとに、悩みを解消するためには?という視点で考えました。
悩んでいたことのメインは環境。
長時間労働、職位に見合わない過大要求、業務量過多、休日も仕事せざるを得ない、周りの人と協力し合えない…。
この環境が改善するならば、自分がやりたいこと・得意なことって何だっけ?
という手順で考えた結果、「在宅環境でパソコンスキルを活かした仕事をしたい!」という考えに行きつきました。
③興味があることをやってみよう

気になる仕事は自分の中で考えてみても、実際にやってみないとわかりません。
そこで在宅環境でパソコンスキルを活かせる仕事をやってみました。
ブログ
パソコンスキルをアップしたいと思えるきっかけが、YouTuberの金子晃之さんやメンタエクセルのTakuyaさんでした。
自分も仕事で役に立つ情報を発信してみたいと思いブログを開設。
元々文章を書くことが苦手なので「あんまり続かないだろうなぁ」と思いながら始めたら、あっという間に3ヶ月経っていました(笑)
知りたい情報をリサーチする力、要約する力、相手に伝える力を磨きたい人にはおすすめです。
企業から直接、記事作成の依頼があったときは嬉しかったです。
ただ、今すぐこのブログ1つで生活費を稼ぐことは困難だと感じたため、並行してクラウドソーシングで仕事することにしました。
Webライター
クラウドソーシング大手のクラウドワークス、ランサーズに登録。
まずは単発のタスク業務をこなしつつ、Webライティングの仕事を開始。
Webライティングでは、人様のブログ記事の執筆作業をいくつか経験して「記事の構成」「文章の書き方」「SEO対策」の基礎を学ぶことができました。
いくら初心者とはいえ、報酬を頂くからにはプロ意識をもって引き受けることが大事。
これからもスキマ時間を活用してやっていこうと思います。
ReWorks(リワークス)
フルリモート求人に特化した転職/就職支援サイト。
失業・休業中の方、育児がひと段落した職場未経験の主婦の方、シニア層もフルタイムで就職・転職が可能。
「リモートワーク未経験」の方も大丈夫です。
未経験者の方向けのトレーニングプランもあります。
個別相談に申し込んで話を聞いてみると、まだサービスが開始されて間もないため、求人の数は大手と比べると少ない印象。
応募職種に関しても営業寄りな仕事が多いのが現状です。
フルリモート求人に特化したサイトは貴重なので、在宅で働きたい方は一度話を聞いてみることをオススメします。
フジ子さん
オンラインアシスタントという仕事をフルリモートで行います。
在宅環境でパソコンスキルを活かしたい方はぜひチェックしてみてください。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

まとめ
今回は「HSP(繊細さん) 現実的な適職の選び方」について解説しました。
一人ひとり、やりたいことも得意なことも違うので「HSP(繊細さん)に合う職業はこれ!」という絶対的な答えは残念ながらありません。
しかし、HSP気質との向き合い方を知り、考え、行動する中できっと適職に出会えます。
最後にHSP(繊細さん)現実的な適職の選び方のポイントをまとめます。
- 繊細さ・敏感さは生まれながらにして持つ自分の特性だと割り切る
血液型をA型からB型に変えられないのと同じ。
- 承認欲求や社会的欲求は半ば捨てる
八方美人的なふるまいは一旦卒業する。
- 自己実現欲求を満たすように行動する
この先に承認欲求・社会的欲求を満たす結果もついてくる。
- 自分を知ろう
- 想い×強み×環境で選ぼう
- 興味があることをやってみよう
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もうこの会社ムリ…と感じたら
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
この記事をご覧くださったあなたは、きっと仕事熱心でがんばり屋さんだと思います。
今働いている職場環境や人間関係は良好ですか?
「正直、キツい…」「もうムリ…」と感じたら、退職する前に相談してみましょう。
知らずに損した!となる人が1人でも減ることを願って。

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