2021年春先に適応障害・抑うつ状態と診断され、休職してから早1年。
適応障害からうつ病を発症しましたが、1年経過して、ようやく転職活動できるまで回復しました。
今回はHSP 30代サラリーマンである私が、うつ病寛解までにやって、効果があったものをまとめてご紹介します。
そもそも、どんな状況で休職したの?

休職した理由は、過酷な労働環境で働いていたからです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

寛解するまでにやって効果があったのもの 10選

それでは、私が実際にやってみて効果があったことをご紹介します。
①医師に処方された薬は飲む
心療内科に通院していて、はじめの頃は処方された薬を飲むのに抵抗がありました。
なぜなら「薬なしでは生活できなくなるのではないか」といった心配があったからです。
なので、つい数ヶ月前まではまともに服用せずに気合で直そうとしていました…。
一番しんどいときは何もする気力が湧かず、
「なんで生きているんだろう…生きている意味あるのかな…」
と考えてしまうまで気分が落ち込み、ほぼ寝たきりの生活をしていました。
こんな自分がイヤで、うつ状態から抜け出したい!という思いから、処方された薬をしっかり飲むように。
それからは徐々に気力が元に戻り、今では転職活動できるまで回復しました。
なので、当たり前かもしれませんが、あなたが「信頼できるな」と思う医師から処方された薬は飲みましょう。
②飽きるまで寝る
休職して間もない頃は、「やっと忙しい日から解放されてよかったー」という安心感がありましたが、少し経つと、「このまま休んでいては社会から取り残される…」という不安が押し寄せてきました。
ブログを始めたり、資格の勉強をしたり、読書したり、普段できなかったことに挑戦しました。
結果的にブログを始めたのは、自分の新しい趣味ができたのでよかったのですが、うつ状態が寛解していない状態であれこれがんばろうとするのはとても危険。
足を骨折して、治りかけで全力疾走するぐらい危険だと思います。
うつ病はそんな簡単に治りません。ゆっくり時間をかけて治すものです。
なので、医師から処方された薬を飲んで、飽きるまで寝ましょう。
眠ることができれば、日々少しずつ心身ともに回復します。
③規則正しい生活に縛られない
うつ病を経験したことがない人からすると、
「いくら休職しているからって、生活のリズムは崩さない方がいいのでは?」
と思う方もいるでしょう。
しかし、当事者としては規則正しい生活を送るのは意外と難しいのです。
昼間は「自分以外の人は学校にいったり、働いたりしている。自分は何もしていない…」と妙な罪悪感を感じるため、みんなが休んでいる夜間の方が罪悪感が少なく活動的になれます。
ですので、たとえ昼夜逆転の生活をしていても、
「眠くなったら寝よう。起きたくなったら起きればいいや」ぐらいの気持ちで生活した方が回復が早いです。
規則正しい生活に縛られないようにしましょう。
④責めない、焦らない、比べない
療養中不安に感じることがあれば、
と呪文のように唱えていた言葉。
自分の心の中でつぶやいていもいいのですが、できれば声に出してみることをおすすめします。
人は自分の口で発した言葉を、耳でインプットすると、記憶に残りやすいという性質があるそうです。
これとは逆に、何もできていない自分を責める、早く社会復帰しなきゃと焦る、成功している人と自分を比べることをすると、回復が遅くなるので注意しましょう。
⑤Twitterから離れる
ブログを始めたのと同時期に、Twitterで発信することにしました。
今では、ブログ記事に対してあたたかいコメントを頂けるようになって「発信し始めてよかったな」と思いますが、発信活動は精神的なエネルギーを使います。
SNSネイティブ世代ではありませんので、息をするようにつぶやくことが苦手です(汗)
Twitterを開くと、フォロワーさんたちの輝かしい活動の一部を垣間見れます。
元気な時は「よーし!自分もがんばろう」と勇気をもらえるのですが、元気がない時に見ると「なんて自分はダメなヤツだ…」と落ち込むきっかけになります。
そういうときは、思い切ってTwitterを見ないようにしましょう。
SNSの使いかたは自由なのですから、毎日チェックする必要はありません。
見たいときに見る。発信したいときにつぶやく。
これでいいと個人的に思います。
⑥過去の自分を振り返ると、自身を取り戻せる
うつ状態になって思うのは、自分に自信が無くなったということ。
今までの小さな成功体験を思い出して、自己肯定感を上げるためにも過去を振り返ることをおすすめします。
一人で振り返るのはなかなか難しい…。
そんなときはミートキャリアさんの「大人の自己分析プログラム」を活用してみてください。
私がやってみた結果はこちらの記事にまとめています。

⑦感情と事実を切り離して考える
休職して会社に行けなくなった自分を責めてしまう。
当初は私も「自分は社会不適合者だ」と落ち込みました。
しかし、そんなことはありません。
自分を責めてしまうときは、感情と事実を切り離して考えてみましょう。
たとえば私の場合、「適応障害を発症して会社に行けなくなった」
これが事実です。
そのため、「悔しい」「悲しい」感情になった。
これが感情です。
事実だけにフォーカスすると、体調が悪くなり会社に行けなくなったという事実だけが残ります。
身の危険を感じたから会社を休んでいる。
たったのそれだけです。自分を責める要素なんて一つもありません。
事実と感情をごちゃ混ぜに考えると混乱しますので、切り離して考えてみましょう。
⑧散歩する
うつ病の治療には朝散歩するといいと言われますが、朝起きれないことってありますよね。
そんなときは、昼間に近所を散歩してみましょう。
天気のいい日に近所をゆっくり散歩するだけでも気持ちが落ち着きます。
もし、体調が良くなって朝起きれるようになったら、朝方に散歩してみてください。
空気が澄んでいてとても気持ちがいいです。
毎日続けていくと、少しずつ元気を取り戻せるのでおすすめです。
⑨人と会って話す
うつ状態のときは、人と会って話すのはちょっとハードルが高いです。
なぜなら、人と会うためには身なりを整える必要があり、適度な緊張感が必要になるから。
でも、自分の話を聞いてくれる人に会うことで、だいぶ気持ちがリフレッシュします。
実家の家族や友人、あなたが一緒にいて心地いいと感じる人と会ってみましょう。
私は実家の両親や兄弟、学生時代の友人と会ってだいぶ気持ちがラクになりました。
⑩歯医者に行ってリフレッシュ
これは番外編です。
私は最近、転職活動と並行して歯のホワイトニングをするために歯医者に通っています。
ホワイトニングをするためには、歯石の除去であったり、着色汚れを落としたり事前準備が必要です。
歯医者に通い始めて思ったのが、歯をきれいにすると気分がよくなり、気持ちが前向きになります。
気分転換したい方はぜひ歯医者の予約をしてみてください。
まとめ
今回は、私がうつ病寛解までにやって効果があったものを10個ご紹介しました。
すべての人に効果があるものばかりではないかもしれませんが、参考にしていただけたら幸いです。
うつ病の治療には長い時間が必要です。
しかし、心身ともにたくさん休めれば、「休むの飽きたな。そろそろ働きたい」と思える日が必ず来ます。
その日が来るまでは、どうかゆっくり休んでくださいね。
うつ病治療中に読んで元気をもらえた本
最後にうつ療養中に読んで元気が出た本を3つご紹介して終わります。
ぜひお手に取ってご覧くださいませ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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