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【体験談】30代サラリーマン 適応障害 休職中にやってよかったこと5選

最近ニュースで、”芸能人が適応障害で休養”という言葉を見聞きしませんか?

現在、私は適応障害をきっかけに休職しています。

正直、適応障害と診断されるまでは「新しい病気かな?自分には関係ないな」と思っていました…。

今回は適応障害と診断されて戸惑っている・不安に感じているあなたに向けて、回復に向けてやってよかったことを紹介します。

少しでも参考になればうれしいです。

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目次

自己紹介

ろぼ

ろぼです。
適応障害と診断されて休職中。
性格はHSP気質。

適応障害とは?

どんな病気なのか

適応障害は、ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係など)が、その人にとっての主観的な苦悩(とてもつらく耐えがたく感じ)を生み、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。

たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。

https://ikezawa-clinic.net/info_tekiou.html

どんな症状が出るのか

抑うつ気分不安怒り焦り緊張などの情動面の症状や、行動面では、行きすぎた飲酒や暴食、無断欠席、無謀な運転やけんかなどの攻撃的な行動がみられることもあります。

不安が強く緊張が高まると、体の症状としてどきどきしたり、汗をかいたり、めまいなどの症状がみられることもあります。

適応障害ではストレス因から離れると症状が改善することが多くみられます。

たとえば仕事上の問題がストレス因となっている場合、勤務する日は憂うつで不安も強く、緊張して手が震えたり、めまいがしたり、汗をかいたりするかもしれませんが、休みの日には憂うつ気分も少し楽になったり、趣味を楽しむことができる場合もあります。

https://ikezawa-clinic.net/info_tekiou.html

【体験談】適応障害と診断されるまで

ここからは私の体験談です。

症状は?

体に出た症状

  • 座って仕事しているのにめまい・動悸・吐き気がする
  • 慢性的な頭痛に苦しむ

そのときの精神状態

  • 休日も常に仕事のことを考えて、作業していないと落ち着かない
  • 業務時間外も、常に会社のメールを見ていないと落ち着かない
  • 異動をきっかけに、早く新しい環境に馴染まないといけないと焦る
  • 期待されていることと、自分ができることのギャップに苦しむ

職場は休職者続出のブラック環境…

異動先の部署は想像以上に過酷な労働環境でした。

この環境で働いたことによって適応障害となりました。

  • 膨大な業務量。部署内のメンバーほぼ全員、毎月150~200時間超の残業
  • サービス残業することが、暗黙のルールと化しています
  • 休日も含めて業務時間外にメールがバンバン飛び交う
  • 休職者続出で人手不足
  • 通常業務も忙しいうえに人出不足な状況で、訳の分からない業務改善プロジェクトが乱立
  • キャパオーバー。一人でいくつも案件を掛け持ちする

人間関係は?

パワハラなどの表立ったハラスメントはありませんが、ごく少数の態度の強い人の意見に全体が押し切られるような職場。

サラリーマン生活を十数年経験して、転職もしたことがあります。

会社で働く以上、自分が100%満足できる環境はありません。

ただ、個人的に苦手な人がたくさんいる部署だったので、働きづらい環境でした。

同僚や上司の愚痴を聞く役回りを務めることが多く、常に誰かの間を取り持つようなポジションでした。

苦手な人の特徴

  • 常に偉そうな態度で接してくる
  • 約束を守らない
  • (ベテラン社員なのに)責任感がない
  • すぐ他人のせいにして愚痴る
  • とにかく話が長い
  • 人の好き・嫌いで仕事を選ぶ など…

働く環境を変えるためにやったこと

業務量調整の相談

このまま仕事をすると危ないと感じたので、自分を含めた部署内のメンバーの業務量を調整できるか、上司に相談。

もちろん手ぶらでは失礼なので、調整案を何パターンか作成してから相談の時間をつくってもらいました。

話は聞いていただけましたが、「会社が決めた人事体制だから。人がいないから難しい」という理由で却下。

信頼していた上司でしたので、話を聞いてもらえただけでも良かったと思う反面、悲しい気持ちにもなりました。

PCスキルアップ

異動する前から忙しくなる前兆があったので、自分のPCスキルを上げて効率化を図ろうと資格試験の勉強を通じてスキルアップ。

スキルが上がったのはよかったのですが、任される仕事の量が増えたので、劇的に自分が働く環境の改善には繋がりませんでした。

会社に行けなくなったときのこと

当時はこんな環境でも、「人が少ないのを言い訳にしちゃダメだ。自分がもっとがんばらなきゃ。必要とされる人にならなくちゃ」と言い聞かせて、朝から深夜まで必死で仕事していました。

もちろん休日もです。

しかし、ある日の夜…。

次の日のスケジュールを見て仕事の準備をしていたときのこと。

「明日も朝から晩まで会議づくし。いつ自分の仕事をすればいいんだろう…。」

「もう何のために仕事しているかわからない。しんどい。なんでこんなに頑張っているのだろう…」

そう思ったら、自分の中で張りつめていた緊張の糸がプツンと切れました。

「あ、もう明日会社休もう」

今までクソがつくほど真面目に仕事してきた自分からすると、こんな理由で会社を休んでもいいものかと一晩考え続けました。

今振り返ると、あのとき無理して仕事をし続けていたら…と思うと怖くなります。

会社を休んだらどうなった?

翌朝、勇気を振り絞って上司に体調が悪いので休みたい旨を伝えました。

昨日まで普通に仕事していたので驚いたと思います。

もしくは「とうとう限界か…」と思われたかも。

このときは、休めた安心感よりも「あぁ会社休んじゃった…。同僚に迷惑かけるなぁ。悪いことしたなぁ。ダメだな、自分は…」と罪悪感に苦しみました。

人生初の心療内科

慢性的な頭痛に悩まされていたので、まずは神経内科を受診。

結果は、異常なし。

ストレスによる頭痛との診断で、痛み止めをもらうだけでした。

体に異常が無いのであれば、精神的な病気なんだろうということで、人生初の心療内科に行くことに。

とりあえず近所の病院を予約したのですが、勝手がわからないのでとても緊張しました。

心療内科1件目 ハズレ 

人生初の心療内科の先生は、残念ながらハズレ。

人の話を聞くときに、一切目を合わさず、ずーっと足組みしているんですよ…。

「え?心療内科ってこんなに雰囲気悪いの?」というのが率直な感想。

ここに通うのはイヤだなと思ったので、とりあえず診断書だけ発行してもらいました。

心療内科2件目 アタリ

今度は事前にネットで口コミを調べてから、別の心療内科へ。

こちらの先生はとても誠実に話を聞いてくださる方でした。

結果、今もこちらの心療内科にお世話になっています。

当たり前かもしれませんが、病院選びは自分に合う・合わないがありますので、合わないと思ったら変えるのはアリです。

事前に病院の口コミチェックすることをオススメします。

どんな診断をされたのか?

1件目、2件目ともに診断結果は「適応障害・抑うつ状態」

適応障害には必ず原因があるのですが、私の場合は「今の職場で働くこと」でした。

診断されたときは、職場の同僚に対する罪悪感と本当に休んでいいのか戸惑う気持ちもありましたが、

「やっとあの忙しさから解放されるんだ」

という安心感が大きかったです。

【体験談】休職期間中にやってよかったこと

心療内科の先生からは「とにかく仕事のことは忘れて休んでください」と言われましたが、

「休むって何すればいいんだ?」

ここで気づきました。

私は休むことが苦手なんだと。

何もしないでいることが不安になって、何かしていないと気が休まらないのです。

それなら、今までやりたくてもできなかったことをやろうと決めました。

私の場合、やってよかったことは5つあります。

①ブログ開設

人に何かを教えることをやってみたいと思っていたので、初心者向けにパソコンスキルを紹介するブログを始めました。

WordPressの立ち上げや記事の書き方など、知らないことを調べて作業に没頭できるので、とてもストレス発散になります。

ちなみに初投稿の記事はこちら。

②Twitterで発信

休職するまでは読む専門で使っていたTwitterですが、ブログを始めるにあたって発信することに。

Twitterを始めて、自分と同じく適応障害で苦しんでいる方、同時期にブログを立ち上げた方、会社員からフリーランスに転身された方など、本当に色々な人がいて毎日刺激を受けています。

時には励ましあえるような環境を築けて、本当によかったです。

③資格試験の勉強

せっかく休めるのに何で勉強?と思う方もいるかもしれませんが・・・。

仕事が多忙でなかなか取り組めなかったMOS資格試験の勉強を開始。

勉強開始から1ヶ月後に試験日を設定して、毎日少しずつ勉強しました。

結果、MOS WordとPower Pointの資格を取得することができました。

④録りためていたアニメを観る

これが一般的な「休む」ということでしょうか?

今まで録りためていたアニメはすべて消化できました。

何も考えずに楽しめる唯一の娯楽であり、息抜きです。

⑤転職エージェントに登録

これは休職して2ヶ月が経過したときのこと。

復職する気持ちはないので、とりあえず転職活動をしてみようと思いました。

収入面や新しい環境で働くことのリスクを考えると、体調が回復したら復職したほうが現実的なのはわかっています。

同僚や上司には悪いなと思う気持ちは多少ありますが、あの職場に戻って仕事をすることが自分の人生にとって正解ではないと強く思うのです。

数年ぶりに転職エージェントに登録して、転職活動の準備として「職務履歴書」を書くことに。

書く前は「面倒だな」という気持ちしかなかったのですが、今までの経験を振り返るうちに「よく頑張ったな、自分」と肯定感が上がるのを感じました。

書き上げた職務経歴書はエージェントの担当者に見ていただき、アドバイスをもらうこともできます。

転職しようか迷っている方には、とりあえず転職エージェントに登録してみるのはいかがでしょうか。

私は前回の転職も今回も「リクルートエージェント」さんにお世話になっています。

これからやろうとしていること

転職活動は始めましたが、どうしても気になる求人があれば応募するぐらいの感覚です。

理由は「新しい人間関係をイチから構築するのが億劫」「サラリーマンの人間関係(特に社内政治)に疲れた」からです。

これからは在宅環境で人に気を遣わず、自分のペースでできる仕事を探していきます。

まとめ

適応障害と診断されて戸惑っている・不安に感じているあなたへ。

恐らく休職される方が大半だと思います。

もし休職されるのであれば、「休める方はとことん休む」

私のように何かしていないと落ち着かない方は「 今までやりたくてもできなかったことに没頭する」ことをオススメします。

後者の方は少ないかもしれませんが…。

いずれにしても、仕事のことを考えない・忘れる環境で過ごすことができれば、時間の経過とともに体調は回復するのではないかと思います。

少なくとも私はそうでした。

いつまで休職できるかわかりませんが、この期間を活用して自分のペースで、自分に合った仕事を探します。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

読むと元気になる本

「休職や退職は人生の成功体験」という言葉に救われました。

現役の産業医・精神科医である井上智介先生の書籍です。

ぜひご覧ください。

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